ハレグゥパロ!(性別反転ネタ) その2
引き続き性別反転ネタです↓
普と仏に加え独が女の子になっています。普と仏以外は性別の入れ替わりを知らないので、独は自分が元から女であると思っています。口調は元のままです。
こんな流れ↓
フランスの提案で、ドイツ宅に行くことになったプロイセン。
正直、ドイツの女版を見るのは恐ろしいが、心配なのでやっぱり見に行ってしまう。フランスも同行するが、こっちはただの好奇心。
玄関の近くでこっそり潜んでいるが、あっさり見つかってしまうふたり。
「何をしてるんだ?」
女性の姿をしたドイツがふたりに話しかける。これから走りに行くところらしく、タンクトップとハーフパンツ姿。
「ヴェ、ヴェ、ヴェ……!?」
プロイセンはこの世の終わりのような顔で驚愕する。
「どうした、イタリアの真似か?」
「よー、ドイツ、いい乳してんなあ!」
フランスがさっそくセクハラ発言。タンクトップの胸元を覗き込む。
「相変わらずだな、フランス。いい加減、その品性の欠片も感じられない発言を少しは慎んだらどうだ」
「うわ、色気ねえブラしてんなあ! スポブラじゃん!」
「それはそうだ。これからトレーニングに行くんだ」
「うわ〜、つまんねー!」
「何を言ってるんだ?」
フランスはドイツの肩に腕を絡め、やたら馴れ馴れしい。
プロイセンが怒り出す。
「ちょ……てめえ、なに気安く触ってんだよ他人の胸!?」
「えー? 女同士だしいいじゃな〜い」
「なにが女同士だ! って、おまえもなんで平然としてんだよ!」
ドイツにも責任転嫁する。が、動じないドイツ。
「いつものことだろう。いい加減慣れた」
「な、ななな、慣れ……!? いつものことぉ!?」
「? 何をいまさら」
「てめえ、フランス……!」
プロイセン、フランスの襟首を締め上げる。
「うわ、ちょっと、おまえ本気で怒ってる!? ってか、ショック受けてる!? やめてよ、女の子に暴力振るわないで!」
「ははははは、何言ってやがる。コンディションが同じなら、手加減の必要はねえよな!?」
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!」
「相変わらず凶暴だな……おい、ほどほどにしてやれよ?」
ドイツは止めようともせず、そのままランニングに出かける。フランスは適度に痛めつけられる。
その後、勝手にドイツの家に上がり込むふたり。
「いやあ、しかし、さっすが女バージョンでもガタイよかったなー、ドイツは。乳もでかいが尻もでかい。太股もすげえし。なんかもう、全体的にでかかったな」
「てめえまだ言うか! ひとンちのやつを変な目で見んじゃねえよ!」
先ほどからカッカ来ているプロイセン。かなり血圧上がってそうだが、フランスはさらに煽る。
「あれはハンガリーちゃん並だったな。どうよ、プロイセン、おまえの好みに大ヒットじゃね?」
「アホか! どんなにグラマーだろうと元はあいつじゃねえか! あのマッチョだぞ!? イイなんて思うわけねぇぇぇぇ! ってか、身内にどうこう感じるわけねえだろ! むしろ死ぬほど悲しいわ! 男だったやつが突然女になっちまうとかさぁ! う……だめだ……さっきのあいつの姿と元の姿がダブる……こ、今夜は絶対悪夢だ……」
プロイセン、ものすごくへこんでいる。
「ありゃりゃ、本気で萎えちゃってる?」
「早く元に戻せ! 一刻も早く! 可及的速やかに!」
「なんかかわいそうなくらい必死だな」
「当たり前だ、あいつは男だ、男なんだよ!」
「なんか自分のときよりショック受けてないか……?」
「おまえ、いきなり親父がおふくろになったり、兄貴が姉貴になったり、弟が妹になったりしたら、どう思うよ……。もしなんかの間違いでフリッツ親父がある日突然オカンになったりしたら、俺は死にたくなっただろうよ」
「うーん、それってつまり、家族がひとり減ってひとり増えるってことだから……ん? なんだ、結局プラマイゼロじゃん」
自己完結するフランス。プロイセンが頭をはたく。
「誰がそんなくだらん計算をしろっつった!」
すみませんすみません、ろくでもないもん書いて!
性別反転そのものより、それによって混乱し嘆くかわいそうな普を想像するのが楽しいです……ほんとすみません!
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